不動の左SBの座を脅かす存在~コスタス・ツィミカス~
リバプールは先日、オリンピアコスの左SBコスタス・ツィミカスの獲得を発表しました。
私は、CLプレーオフでのポデンセに惹かれ、今季のオリンピアコスをたまたま追っていました。(と言ってもCLのGSとELの決勝トーナメントの合計7試合程度ですが)
なので、今回のブログは今季見てきたツィミカスへの印象を簡易的にタラタラと書いていこうと思います笑
拙い文章ですが、これを機にツィミカスが概ねどういう選手なのかを知ってもらえると嬉しいです。
彼のプレースタイルはとにかく超攻撃的です。
攻撃面の能力は全てにおいて文句なしのクオリティを誇っています。
一つ一つを丁寧に説明していくと、まず特筆すべきは左足のクロス精度でしょうか。
球質に関してはロバートソンのような高速クロスも出せるし、インフロントですくい上げるようなやまなりのボールでヘッダーにピンポイントで合わせることも出来ます。
ここは状況に応じて使い分けてる印象でした!
なお、今季のCLでは、我等がTAAやデブライネを抑え、1試合ごとの平均クロス成功数は2.2回と全体のトップのデータを叩きだしました。
https://twitter.com/theanfieldbuzz/status/1292556917882195968?s=21
これだけでも、彼の凄さが分かるはず。
オリンピアコスではウインガーとのコンビネーションが抜群でした。
彼のフリーランの質はとても高水準です。
オーバーラップだけでなく、インナーラップも効果的に使うことができます。
左ウイングとのワンツーで崩し、無理やりにでもサイドをこじ開けるシーンも多々見受けられました。
また、大外に張り付いてしまうウインガーと縦関係を形成した時でも、内側に入り込みボールキープをしたりパスを捌いたりと腐ることは無かったように思えます。
その辺りの足元の技術の高さはロバートソンと差別化できる点かもしれませんね。
さて、ここまで彼の長所である攻撃面について触れてきた訳ですが、ここからは守備面の考察に移りたいと思います。
このような攻撃的SBは守備が苦手、みたいなイメージがつきがちですが、ツィミカスは一味違います。
コースカットやインターセプトなどの予測の能力は高く、相手のカウンターの芽を摘むことも少なくありませんでした。
また、特段フィジカルが高い訳ではありませんが、一対一は粘り強く泥臭いプレーが出来ます。
とはいえ、心配な点といったらやはりフィジカル的な面になるでしょうか。
プレミアリーグにはフィジカルでゴリ押してくるドリブラーも少なくないので、それらの選手達をどう対処していくかは注目ですね。
最後に
とりあえず、替えの効かなかったロバートソンの控えを取ってこれて一安心ですね。
更には、移籍金も年俸もかなり低額に抑えることができ、この辺りは流石リバプールのフロントと言った所でしょうか。
ツィミカスとロバートソンとの年齢差が2歳ということを考えるとおそらく、世代交代の補強と言うよりかは、即戦力としての意味合いが強いはずです。
加入直後は控えという扱いになると思いますが、ロバートソンが少しでも調子を落とせば、出場機会が回ってくることは大いにあるでしょう。
個人的にはあわよくばロバートソンからスタメンを奪取できるくらいのポテンシャルを秘めていると考えています…笑
良い競争相手として切磋琢磨しながら二人とも、更なるレベルアップを遂げてくれたら良いですね😁
ツィミカスの今後の活躍に期待したいです!